徳島労連NEWS          
他人ゴトではありません あなたをネラっている 有事法制
「まさか、そんなこと」と思っていたら大変です
 最近やたらとマスコミなどを騒がしている秘書給料流用問題のカゲで、前代未聞の恐ろしい法案が準備されていることを知っていますか?。「有事法制」という法律のその具体的な中身を知っていますか?。みなさんの生活や自由と権利が脅かされる内容です。「まさか、そんなこと」とお思いの方、武力攻撃対処法案、安全保障会議設置法改悪案、自衛隊法改悪法案など「有事法制」の恐ろしい実態をぜひ知ってください。
>>近未来ドラマ ユージくんの危険な有事体験

知れば知るほどオソロシイ 有事法制で日本は大混乱
人も物も土地も奪い、強制的に戦争協力

●土地・施設・家を収用、物資も調達
 政府の一方的な判断に基づいて、必要とする土地や建物、物資の徴用が軍事行動最優先にされ、思いのままに動員されます。さらに収容・調達に対しては拒否できないものとされています。

●医療・輸送・建築などの労働者をかりだす
 医療関係者は野戦病院に徴用し、運輸会社を武器・弾薬などの軍事物資の輸送に、建設会社には軍事行動優先の道路や建築物の建設への従事など、国民生活を二の次にした強制がおこなわれます。

●自衛隊・米軍の行動優先
 軍事行動の優先は自治体を巻き込み、私有地の使用や自然環境保護区の強制使用など、市民生活や環境破壊を伴っておこなわれます。

●拒否した者には罰則が
 首相の「命令」を拒否した者は、「犯罪者」と見なされ、「6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金」に処する方針でいます。「有事法制」=戦争協力に拒否したら犯罪者にされてしまうのです。

平和の備えは憲法9条です
 本当に必要な備えは、軍事力による解決ではなく、対話による平和的な解決が望ましいはずではないでしょうか。日本国憲法は、前文で「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し」「全世界の国民がひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認」しています。さらに9条では、戦争の放棄と武力の不保持を明確にしています。最大の平和の備えは憲法9条を守り、世界に広めることではないでしょうか。

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